2014.03.22更新

こんにちは小鳥のセンター病院です。今回のBLOGは鳥さんの羽シリーズ、羽毛への感染症ハジラミです。あまりお目にはかからない病気かもしれません。


<ハジラミ>
ハジラミハジラミは基本的に羽毛ダニと同じでフケなどの角化物を食べているが、羽自体を食べる事もあり、感染している事が羽枝が欠損している事で気付く場合があります。大量に寄生すると羽毛ダニと同じように掻痒(そうよう:かゆみの事)やストレスにより皮膚炎や羽咬症(うこうしょう)、毛引き症(けびきしょう)になる事があります。

投稿者: 小鳥のセンター病院

2014.03.16更新

こんにちは小鳥のセンター病院です。今回のBLOGは小鳥さんのお尻から出るものについてです。小鳥さんのお尻から出る病気は色々あります。

「鳥さんのお尻から何か出ている?」と言う主訴で来院される方がいらっしゃいます。鳥さんのお尻から出る物には何があるのでしょうか?そもそも鳥さんのお尻はどのような構造になっているのでしょうか?
 鳥さんのお尻に出口は1つしかありません。全てが出る孔なので総排泄孔と言います。雄の鳥さんであれば、尿、便、陰茎または精子(種による)が出ます。雌の鳥さんであれば尿、便、卵など全てがこの孔から出ます。この総排泄孔は総排泄腔の出口にあたります。総排泄腔は尿洞と糞洞、肛門洞に分かれています。尿洞に尿管や精管、輸卵管の膣部がつながっています。
 雄の鳥さんの場合、総排泄孔から出る事があるのは総排泄腔脱で、多くの場合、慢性の下痢や総排泄腔内の腫瘤によって脱出する事が多い。
総排泄腔脱雌の場合は慢性の下痢や総排泄腔内の腫瘤、卵と総排泄腔が一緒に出る総排泄腔脱。卵管が出る卵管脱、卵管が卵管内に入り込む事によって出てくる卵管重積。卵管の腫瘍によって起こる卵管脱などが起こります。  
これら全ての症状は感染と乾燥、総排泄孔の拘縮(締め付け)による血流の悪化が起こり強い浮腫が起こります。この状態は鳥さんにとって非常に刺激のある脱出物になります。そのため、鳥さんはこの刺激のある脱出物をいじります。これによって感染と出血がひどくなり、ますます腫れあがります。このまま放置すると更なる感染と出血を起こし、壊死などを伴った状態になり、生命にかかわる状態になってしまいます。そしてオカメインコで発症する事が多い卵管重積などはすぐに緊急手術を必要とします。どの症状にしてもすぐに処置を必要とします。お尻から何か出ている?と思ったらすぐに病院へおいでください。

投稿者: 小鳥のセンター病院

2014.03.01更新

こんにちは小鳥のセンター病院です。
今回のBLOGは鳥さんの羽シリーズ、羽毛ダニについてです。羽ダニは意外と見かける事が多いです。


②羽毛への感染による異常
<羽毛ダニ>
 羽毛ダニや、ハジラミは羽根に感染していわゆるフケなどの皮膚の角化物を食べて生きています。そのため、少量の寄生では症状に表れません。大量に寄生することにより掻痒(そうよう:かゆみの事)やストレスにより皮膚炎や羽咬症(うこうしょう)、毛引き症(けびきしょう)になる事があります。

投稿者: 小鳥のセンター病院

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