2016.09.21更新

腹部に付いた黄色腫
黄色腫(おうしょくしゅ)
様々な原因により血管外に出た(漏出した)脂質を白血球の中のマクロファージが血管外に出て食べて(貪食し)、そのまま組織に存在(沈着)した状態。原因としては持続的な皮膚への刺激(慢性の毛引きなど)や高脂血症、過発情、過産卵、腫瘍などにより引き起こされる。腫と書かれるが腫瘍の範疇ではない。

投稿者: 池谷動物病院

2016.09.21更新

皮膚糸状菌症の1病型で、真菌と滲出物がカサブタ状(痂皮状)となった物。石膏状小胞子菌(Microsporum属)などが原因となる。

投稿者: 池谷動物病院

2016.09.21更新

脳にある下垂体より分泌されるホルモン。卵黄の発達や産卵に関与する。さらにエストロゲンやプロゲステロンなど卵形成のためのホルモンの分泌を促進する。黄体形成ホルモンはLuteinizing hormone LHとも呼ばれる。

投稿者: 池谷動物病院

2016.09.21更新

嘔吐による顔の汚れ
嘔吐(おうと)
ソノウや胃から内容物を吐きだす行為。えずき(嘔吐き)やあくび、多飲などを伴うことがある。病的なものとして消化器の感染(細菌、真菌、原虫、ウイルスなど)や腫瘍、精神的、神経的など様々な事が原因となる。非病原的な物としては求愛などがある。

投稿者: 池谷動物病院

2016.09.21更新

目の構成器官の網膜の最も感度の高い部位のこと。鳥類ではこの部位に視覚細胞が人に比べてかなり多くある。飛びながら餌を探すツバメ等は2ヶ所、1つの獲物をしっかりと狙うフクロウ類には1ヶ所ある。別名「中心窩」。

投稿者: 池谷動物病院

2016.09.21更新

脊椎に対しての羽の模様の入り方で横縞に模様が入ること。オオタカの成鳥の胸部の横縞など。(⇔縦斑)

投稿者: 池谷動物病院

2016.09.21更新

セキセイインコに発症した羽毛症状
オウム・インコ類の嘴と羽の病気(おうむ・いんこるいのくちばしとはねのびょうき)
サーコウイルス科サーコウイルス属のPsittacine Beak and Feather Disease Virus(PBFDウイルス)によって起こるウイルス感染症。鳥種、年齢によって感受性、症状は異なる。ヒナの頃は肺炎や腸炎などで死亡(突然死)する事が多く、幼鳥になると発育異常、羽毛異常、消化器症状(ソノウ食滞、下痢など)が多く、若鳥異常では羽鞘の脱落異常、羽軸の出血斑、ねじれ、脂粉の減少、や嘴の異常(キ弱化)が起こる。羽毛の以上と同時に免疫に必要なリンパ管を障害されるため、免疫不全となる。回復してもキャリアーになる。完治は難しい。ワクチンは無い。異常な形の羽毛形成や羽鞘の脱落異常、嘴の過長や脆弱化が見られる。大型鳥では初期に羽毛異常に伴って嘴に脂粉が付かず黒く光るのも特徴の1つ。同時にウイルスによる免疫抑制により感染症(細菌、真菌等の二次感染)などで死亡することもある。別名「Psittacine Beak and Feather Disease・PBFD」、「鳥のエイズ」とも言われる。

投稿者: 池谷動物病院

2016.09.21更新

原因不明の病気。ウイルス説などがでているが、迷走神経などへの細菌や真菌の感染も考えられていいる。同時に神経症状を呈することもある。

投稿者: 池谷動物病院

2016.09.21更新

ポックスウイウルス科(Poxviridae)のウイルス感染によって皮膚や粘膜に発痘する。病状は粘膜に症状が出る粘膜型と皮膚に症状が出る皮膚型、両者の混合の混合型がある。アビポックスウイルスに属は10種類のウイルスが分離され様々な鳥類に感染する。

投稿者: 池谷動物病院

2016.09.21更新

原因菌はChlamydophila psittaciと言う偏性細胞内寄生菌により起こる。細胞内に感染を起こすため、間欠的に排菌する。鳥類全て感受性があり、多くの鳥は無症状のキャリアーにでいる。症状は呼吸器系(鼻炎、副鼻腔炎、呼吸困難など)、消化器系(水様性下痢、黄色~緑尿酸など)、神経症状(震え、ケイレンなど)死亡など様々なので、全ての病気の鑑別リストに上がる。人獣共通感染症でもある。

投稿者: 池谷動物病院

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