2017.02.24更新

以前はパポバウイルス科に属していたが、現在では1つのポリオーマウイルス科として独立し属している。ポリオーマウイルス属のAvian Polyoma Virus(APV)によるウイルス感染症。オウム・インコ類からフィンチ類まで様々な種類に感受性がある。特にセキセイインコの雛(生後15日前後)は100%死亡し、生後15日を超えると羽毛異常、皮下出血、肝肥大、消化器症状、神経症状などにより突然死を起こす。海外でヒナの大量死で問題となる。その他に脱羽、羽毛形成不全(フレンチモルト)、消化器障害、肝臓障害、腎臓障害、呼吸器障害、出血斑などの症状が出る。この症状はオウム・インコ類の嘴と羽の病気(PBFD)の症状に類似する。成鳥が感染すると多くの場合無症状のキャリアー状態でいる。別名「Budgerigar Fledgling Disease・BFD」と呼ばれる。

投稿者: 池谷動物病院

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