2012.02.19更新

今日は小鳥のセンター病院です。今回のこの鳥なーに?回答編についてのBLOGです。この鳥さんは意外と身近にいます。しかし、季節によって見られないときも、、、、、。それでは回答です。



答え
 シジュウカラ(スズメ目 シジュウカラ科)
 

  学名:Parus major
  L14.5~15cm
シジュウカラは他のカラ類に比べて大きいのでGreat(大きい)Tit(カラ類)と言われています。カラ類にはシジュウカラの他にヤマガラ(Varied Tit)とヒガラ(Coal Tit)コガラ(Willow Tit)等がいます。

秋から冬にかけてシジュウカラは他のカラ類などの鳥さんと一緒に「混群」を作ります。


japaneseteaちょっと一息
混群」とは?
混群とは先ほど記載したカラ類(シジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラ、コガラ等)の他にゴジュウカラ(カラがつきますが、カラ類ではありません。英名Sitta europaea)、メジロ、エナガ、コゲラなどが入ることがあります。これらの鳥さんの構成は地域・環境によって組み合わせが変化します。そして、一緒にいるのですが、同じ木の中でも「住み分け」をすることにより食事の取り合いを避けています。
    シジュウカラ・・木の下層~地表
    ヤマガラ・・・・・木の上層部
    ヒガラ・・・・・・・木の枝先
    コガラ・・・・・・・木の中層
    ゴジュウカラ・・木の幹    
              などのように住み分けをしています。
混群になる理由はいくつかありますが、大きく分けて理由が2つあります。1つは危険を察知するためのアンテナが増えます。もう1つは効率的に食事を探せるためと言われています。
 

投稿者: 小鳥のセンター病院

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