2012.08.26更新

 今日は小鳥のセンター病院です。今回のBLOGはこの鳥なーに?の回答編です。内陸にいる限りこの鳥さんを見ることはめったにありません。それでは回答です。



 答え
 オオミズナギドリ(ミズナギドリ目 ミズナギドリ科)

  学名:Calonectris leucomelas
    L 49cm
         W 122cm

  日本産のミズナギドリ類で最大。飛んでいる姿は上面と下面で黒い鳥と白い鳥がいるように見える(学名leucomelas=leuco:白い+melano:黒い)。全国の離島で地面に穴を掘り6~7月に繁殖する。しかし、羽の構造のため地面から直接飛ぶことが出来ない。そのため、木を登り飛び出したり、崖の上から飛び出したりする。
日豪、日ソの渡り鳥条約に指定されている鳥。
 

japanesetea ちょっと一息

 「渡り鳥条約」とは?
渡り鳥や絶滅の可能性がある鳥種とその生息環境は一カ国で守ることが出来ない。そのため、関係する国との2カ国間で結ぶ条約のこと。生物多様性関連の条約の1つで現在4カ国と条約を結んでいる。
1、日米:渡り鳥条約
渡り鳥及び絶滅のおそれのある鳥類並びにその環境の保護に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の条約(昭和49年9月19日)
2、日豪:渡り鳥条約
渡り鳥及び絶滅のおそれのある鳥類並びにその環境の保護に関する日本国政府とオーストラリア合衆国政府との間の条約(昭和56年4月30日)
3、日中:渡り鳥条約(昭和56年6月8日)
渡り鳥及びその生息環境の保護に関する日本国政府と中華人民共和国との間の協定
4、日ソ:渡り鳥条約(昭和63年12月20日)
渡り鳥及び絶滅のおそれのある鳥類並びにその生息環境の保護に関する日本国政府とソヴィエト社会主義共和国連邦政府との間の条約

 

投稿者: 小鳥のセンター病院

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