2013.10.19更新

こんにちは小鳥のセンター病院です。
さて、今回の鳥さんのBLOG「?この鳥なーに?」上級編7の答えはわかりましたか?
では、答え合わせをしてみましょう!!
答え
 ヤマシギ(チドリ目 シギ科)

  学名:Scolopax rusticola

     L 34cm
大型のシギでとても丸く見える鳥さん。留鳥で北海道や本州中部以北、伊豆諸島で繁殖します。冬は暖地へ移動する。
数が減ってきていますが、狩猟鳥です。


日中の渡り鳥条約
日露の渡り鳥条約に指定されています。

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「鳥さんの視野」
この鳥なーに?
鳥さんの視野は種類によってとても違っています。その生活にあった視野を持っています。
例えばフクロウは距離をしっかりと測る必要があるため、両目の視野が約42度です。これはしっかりと距離が測れる範囲が広い事を表しています。総視野は広くありませんが、首は左右に270度回ることでカバーしています。先述のヤマシギは地上で歩きながらミミズなどの食事をとります。そのため視野は距離を測るよりも、天敵から警戒するための広さを持つ必要があります。全視野は後方まで見える約360度(正確には359度)、両目の視野は約5度と大変に狭くなっています。

投稿者: 小鳥のセンター病院

2013.09.21更新

こんにちは小鳥のセンター病院です。今回の?この鳥なーに?は上級編です。この鳥さんはずんぐりとした体型に長いくちばし色は保護色が強くそこら辺にいる鳥ではなさそうですね。さて、何鳥でしょうか?

この鳥なーに?






特徴
 長い嘴と大きな目と目のついている位置。この目の位置は視野が約360度あります。夜行性なので目が大きいです。非常にデリケートな鳥です。

もう一つヒント!
 ミミズが大好物です。土の中に嘴をズボッと突っ込み探しています。鳴き声も特徴的です。

投稿者: 小鳥のセンター病院

2013.09.01更新

こんにちは小鳥のセンター病院です。
今回のBLOGは?この鳥なーに?中級編の回答編になります。今回の鳥さんは非常に愛らしい鳥さんです。
答えはわかりましたか?それでは答え合わせです。

答え
 オオコノハズク(フクロウ目 フクロウ科)
 

  学名:Otus lempiji
    L 23.5~26cm
 
 留鳥として全国に分布し平地から山地の林に住む。亜種の琉球オオコノハズクは脚指に羽が無い。琉球オオコノハズクはレッドデータブックで「絶滅危惧種Ⅱ類(VU)」に入っている鳥です。

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フクロウ入門(その1)
  「首」 
オオコノハズクオオコノハズク
 特徴的ですね。クルクルとよく回るのは知られています。何故でしょうか?
フクロウさんの首の骨(頸椎・けいつい)は12~14個あります。人間は7個ですから、約倍あるわけです。さらに関節が柔らかくできています。関節数が多く柔らかいのでよく動きます。ちなみに首は270度も回ります。
 

投稿者: 小鳥のセンター病院

2013.08.10更新

こんにちは小鳥のセンター病院です。
今回のBLOGは「?この鳥なーに?中級編7」です。非常にかわいい鳥さんです。フクロウかな?と、予想がつきますが、、、、。


この鳥なーに?
この鳥なーに?








特徴
目の橙色!!およびこの姿と色合い。この状態で目をつぶってじっとして木に止まっていると見つかりません。

もう一つヒント!
 この鳥さんは脚指にまで羽が生えています。

                                        →答えはこちら

投稿者: 小鳥のセンター病院

2013.07.12更新

こんにちは小鳥のセンター病院です。
今回のBLOGは?この鳥なーに?初級編7の回答編です。この鳥さんはよく見かけます。
では答え合わせです。

答え
 オナガガモ(カモ目 カモ科)
  学名:Anas acuta
  L ♂75cm 雌53cm
冬になると多数が湖沼、川などに渡来する。採食行動は逆立ちして首を伸ばして、水中、水底の餌を食べる。この時、特徴である尾がピンと立つので目立つ。長い首は他の鳥より深い場所に嘴が届き採食できる特徴を持つため、同じ場所に生息し同じ様な食性を持つマガモなどと棲み分けするのに意味を持つ。
狩猟鳥の1種。

日米の渡り鳥条約
日中の渡り鳥条約に指定されている。

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 「棲み分け その2」
 カモ類の多くは冬に渡来する。「水」と言う限られた場所に一斉に集まるため、色々な方法で棲み分けをしている。
生活様式により大きく2種類、潜水して採食する海ガモ(潜水ガモ)と主に水面で採食行動をする淡水ガモに分けられる。
海ガモ類(潜水ガモ)・・・ホシハジロ、キンクロハジロ、シノリガモなど
淡水ガモ類・・・・・・・・マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモなど
さらに海ガモ類でも雑食(キンクロハジロなど)、主に草食を中心とする種(ホシハジロなど)、主に魚、貝食を中心とする種(ホオジロガモなど)に分かれる。
淡水ガモ類は主に陸上採食を中心とする種(ヒドリガモなど)、主に水面採食を中心とする種(オシドリなど)、主に水中採食を中心とする種(オナガガモなど)に分けられ、さらに主にプランクトン(ハシビロガモ)を食べる種類、主に水草を食べる種類(ヒドリガモ)、雑食性の種類(マガモ)に分けられる。
このように棲み分けをすることが可能となるような身体の形、嘴の形、足の体に付く位置まで異なるように鳥の体は進化している。
このようにカモ類は様々な方法で棲み分けを行って共存している。

投稿者: 小鳥のセンター病院

2013.06.22更新




この鳥なーに?
 



この鳥なーに?


こんにちは小鳥のセンター病院です。
今回のBLOGは「?この鳥なーに?初級編7」です。カモ類どれも同じ?なんて言わないでください。よく見てください。それぞれに特徴があり、分かると楽しいものです!!
 特徴
嘴の紺色両脇の青灰色次列風切羽の橙、深緑、後縁の白。茶色い頭と後頚の白い線と胸。腹は白。長い首・長い尾と書きたいのですが、写真では分かりづらい。

もう一つヒント!
 特徴で書けなかった「長い尾」を持つカモ!

                                                                   →答えはこちら

投稿者: 小鳥のセンター病院

2013.06.01更新

こんにちは小鳥のセンター病院です。
今回のBLOGは「?この鳥なーに?上級編6 回答編」についてです。この鳥は難しいです、、、、。パッとみると地味なので。そして、恥ずかしがり屋です。
それでは答え合わせです。

答え
 シロハラ(スズメ目 ツグミ科)
  学名:Turdus pallidus
     L 24cm
 冬鳥として本州中部以南の低地~低山の暗い林の地上で採食行動をする。同時に渡来する大型ツグミ類(ツグミ、トラツグミ、アカハラ)とは棲み分けをしている。
夏はアムール・ウスリー地方で繁殖している。

日中の渡り鳥条約
日露の渡り鳥条約になっている。

japaneseteaちょっと一息
「棲み分け その1」
同じ場所で食事を取り合った場合、どちらかの種が生き残れなくなる可能性がある。そのため、同じ科の鳥で同じ時期に渡来しても、住む場所を変えることで共存していくことが出来る。
大型ツグミ類に分類されているシロハラ、ツグミ、トラツグミ、アカハラは地上で採食行動を行い同じ時期に渡来する。
そのため、、、、、、、、
 シロハラ・・林の下草のある暗い場所を好む
 ツグミ・・・畑や河原などのひらけた場所を好む
 トラツグミ・林の中にいるが、林縁などのやや明るい場所を好む
 アカハラ・・明るい林や木がまばらに生えた場所を好む
このように住む場所を変えることにより共存している。

投稿者: 小鳥のセンター病院

2013.05.04更新

この鳥なーに?
この鳥なーに?
 
この鳥なーに?

 特徴
 お腹の色!黄色いアイリングと大きな目!
冬に渡来して薄暗い林の地面で採食行動を行う鳥。そのため、人前にはあまり出てこない鳥。

もう一つヒント!
 同じ名前で「アカ」はあるが、「クロ」や「キイロ」はない。大型のツグミ類に分類されている。

投稿者: 小鳥のセンター病院

2013.04.13更新

答え
 アマサギ(コウノトリ目 サギ科)

  学名:Bubulcus ibis
    L50.5cm

 アマサギは川よりも田畑を好みます。そのため魚よりもカエルや昆虫を好む食性を持っています。牛やトラクターの後を追って歩く姿が見られます。それは牛やトラクターに驚いて飛びだしたカエルや昆虫を捕食するためです。

日米の渡り鳥条約
日中の渡り鳥条約
日豪の渡り鳥条約に指定されている鳥。


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「共生関係」
 アマサギの英名はCattle Egret、訳すと「牛類の・サギ」と言います。この英名通り牛などの大型反芻動物の後を歩いて昆虫を捕食するですが、このメリットはアマサギのみが受けているわけではありません。アマサギにとってのメリットは牛などの大型反芻動物が昆虫やカエルなどの探す手間を省いてくれます。では牛さんにとってのメリットは何でしょうか?それはアマサギは多数で牛などの大型反芻の後を追います。そのため、アマサギは危険の察知がいち早くできます。外敵などの危険を牛は早く知ることが出来ます。このように相互に持つ関係を共生関係と言います。

 

投稿者: 小鳥のセンター病院

2013.03.22更新

こんにちは、小鳥のセンター病院です。
今回のBLOGは頭の黄色い鳥さんです。鳥の種類は何でしょうか?



この鳥なーに?







特徴
 頭部と首に橙黄色の飾り羽がある。冬羽は白くなりますが、頭部は一部黄色味を帯びます。夏鳥として飛来します。

もう1つヒント!
 コサギではありません。(コサギの脚は黄色で嘴も黄色)

                                                                                 →答えはこちら

投稿者: 小鳥のセンター病院

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