2013.06.16更新

こんにちは小鳥のセンター病院です。
今回のBLOGは鳥さんの羽、小鳥さんの羽毛の種類・毛羽、糸状羽についてです。この羽は飛ぶことや保温には役に立ちませんが、重要な役割を持っています。この羽があるからこそです!!

<羽毛の種類・④毛羽、糸状羽>
④ 毛羽(もうう)・糸状羽(しじょうう)
この羽は羽軸(うじく)のみ、あるいは羽軸(うじく)の先に数本に分かれた小枝または房状の羽枝(うし)を持つ羽毛。この羽毛は羽の間や顔の周囲に多く生えています。この羽毛は基部に感覚を感知する機能、神経を有しています。そのため羽の間に生えることで羽の位置、形の乱れを感知しています。この事は正羽自体に感覚が無く、乱れても気付かず飛ぶことに対して影響を及ぼすのを防ぐため、重要な意味、役割を果たしています。オウムインコ類の嘴と羽根の病気(PBFD)などでは異常な羽毛がこの糸状羽根に触れるため鳥さんは異常な羽根を抜いてしまう事が起こります。さらに顔の周りに生えているこの羽根は特に「剛毛羽(ごうもうう)」ともよばれ、目の周囲、ロウ膜の周囲、口角(こうかく)に生えていることが多く、感覚としての役割や、異物の侵入の阻止、さらには虫を捕まえる役割を持つ補虫網(ほちゅうもう)としての役割を持ちます。

投稿者: 小鳥のセンター病院

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