2013.10.26更新

こんにちは小鳥のセンター病院です。今回は「小鳥さんの胸が膨らんでいる」の中の鳥さんの皮下気腫編です。

家の鳥さんの胸は膨らんでいませんか?胸が膨らんでいる場合いくつかの病気の可能性があります。①鳥さんの過肥(太りすぎ)、②鳥さんの皮下気腫、③鳥さんのソノウ下垂などがあげられます。

皮下気腫緑の矢印:緑の矢印の間に空気がたまっている状態。





②皮下気腫
鳥さんの気嚢や肺に事故や感染などで穴が開いた時、皮膚の下、筋肉の上に空気がたまり皮膚が膨らむ場合があります。これを皮下気腫といいます。ひどい状態だと呼吸困難を伴い全身が風船のように膨らむ場合があります。
この病気は大きな他の病気を伴っています。必ず病院での診療、治療が必要です。できるだけ早く病院へおいでください。

投稿者: 小鳥のセンター病院

2013.10.12更新

こんにちは小鳥のセンター病院です。今回は「鳥さんの羽」シリーズの「鳥さんの換羽・トヤ<羽の生え方>についてです。

鳥さんの換羽(かんう)・トヤ<羽の生え方>


<羽の生え方>
換羽(かんう)の話しの前に、羽根はどのように生えてくるのでしょうか?
換羽 トヤ 文鳥 換羽 トヤ

換羽中の小鳥さん
 左:セキセイインコ
 右:文鳥


 
羽根は皮膚がくぼんで羽包(うほう)を作り羽芽(うが)と言われる羽根の元とも言いえる物が発生します。その羽芽(うが)が徐々に羽鞘(うしょう)と言われる鞘(サヤ)が徐々に伸びて成長します。羽鞘(うしょう)の中に羽軸(うじく)や羽枝(うし)が出来始めると、羽鞘(うしょう)の中の羽根が作られると同時に血管が退縮します。すると、少しずつ羽鞘(うしょう)がはがれ始め中から羽根と言われる構造が出てきます。この羽根は筋肉およびその筋肉と羽包(うほう)との摩擦とによって把持されています。そのため、簡単には抜くことが出来ません。

投稿者: 小鳥のセンター病院

中央病院 TEL:048-266-6661
池袋病院 TEL:03-5960-3411