2013.05.18更新

<羽毛の種類・③半綿羽>
③ 半綿羽(はんめんう)
半綿羽
外見は正羽(せいう)で性質としては綿羽(めんう)に近い羽毛。羽軸(うじく)を持ち羽枝(うし)より羽軸(うじく)が長いので正羽(せいう)のように見え、小羽枝(しょううし)には鈎(有鈎小羽枝・ゆうこうしょううし)がないので綿羽(めんう)のような機能(保温)を有しています。

投稿者: 小鳥のセンター病院

2013.05.16更新

こんにちは、小鳥のセンター病院です。
こんかいのBLOGは小鳥さの「吐く」事についてです。顔にも特徴が出ます。


えずき(嘔吐き)
小鳥さんが首を上下に振って食べ物を吐く仕草または吐く事はありませんか?この首を上下に振る行動を「えずき(嘔吐き)」と言います。国語辞書では「吐き気をもよおすこと」と書いてありますが、鳥さんでは「もよおす」状態は分からないので、仕草で判断をします。
ちなみに「えづき」は漢字で「餌付き」と書きます。意味はどうぶつが人に慣れ、食事を食べるようになることです。
嘔吐による顔の汚れ嘔吐 顔の汚れ嘔吐 顔の汚れ





この「えずき(嘔吐き)」には正常範囲の場合と、病気の場合があります。
正常範囲のえずき(嘔吐き)は異物を飲み込んだ場合に吐きだす時に見られたり、雌の小鳥さんではヒナへの給餌を行うために行われたり、雄の小鳥さんでは求愛行動として見られます。病気の時のえずき(嘔吐き)はソノウ炎、胃炎、腸炎、腹腔内疾患、甲状腺疾患、腫瘍性疾患など様々な事で起こります。正常と病気の区別はまず回数です。昨日より今日、今日より明日と言うように日々回数が増えていく場合は病気を疑います。また、突然、何度もえずく(嘔吐く)場合も病気を疑います。この時には食欲や元気が失われるのも特徴の1つになります。さらにえずき(嘔吐き)に続いて実際に食べた物あるいはソノウの中に入っている物を吐き飛ばし顔が汚れているのも特徴です。正常範囲でもえずき(嘔吐き)に続く嘔吐が見らる場合があります。それは多くの場合、求愛行動に続くものであるため吐き飛ばすのではなく、まとめて求愛対象物に吐きだします。このように「えずき(嘔吐き)」には様々な状態、理由があります。症状によっては区別が付きづらい場合があります。えずき(嘔吐き)の症状が見られたら、病院で正常なのか病気なのか診療してもらいましょう。

投稿者: 小鳥のセンター病院

2013.05.11更新

今日は小鳥のセンター病院です。
今回のBLOGはケージの掃除の時にできる健康診断です。ただ、掃除をするだけでなくちょっと目線を変えるだけで病気を発見できることもあります。どこをチェックすればよいのでしょうか?



鳥さんの住居であるケージを毎日掃除していると思います。その時にできる健康チェックがあります。
まず食事の交換と食器の洗浄です。この時には食欲のチェックを行いますが、同時に好き嫌いのチェックをしてください。食事のコントロールが出来ているかを知る事ができます。そしてもう一つ重要なのは食べているふりをしていないかどうかです。むいた殻と一緒に底の方にむいた種(中身)が落ちている場合は食べているふりです。すぐに病院へ連れて行くサインとなります。次に水の交換です。水を交換する際に注意すべき事は飲水量のチェックです。一般的なコンパニオンバードさんは大量に飲水をすることはありません。この多飲の症状が持続する時も病院へ連れて行くサインとなります。次に敷き紙の交換です。この時の注意事項は主に便と尿のチェックです。便は形、色、臭いなどを、尿は色と量をチェックしてください。そして、羽が抜けている場合には、抜けている羽の量と羽の状態をチェックしてください。抜けている羽のチェックは換羽期や発情、毛引きや感染症など様々な情報があります。
このように掃除する時に少し視線を変えてチェックすることで鳥さんの状態を把握でき、病気を早期に発見できます。病気を隠すのが鳥さんです。小さいサインを見逃さないで下さい。また、異常かな?と思ったら病院へ早めにおいでください。

投稿者: 小鳥のセンター病院

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