2015.02.22更新

こんにちは小鳥のセンター病院です。
こんかいのBLOGは「小鳥さんが逃げてしまったら、、、」という悲しいお話です。しかし、年間で何十件も起こるのが事実です。今回は「③ポスターを作り掲示をする」です。

③ポスターを作り掲示する
 これを行うためには普段からの小鳥さんの写真と観察を必要とします。ポスターは写真があった方が目を引き、見る人もわかりやすく判別しやすくなります。また、外観の特徴なども書いておくと写真に写っていない部分などのことも分かり良いでしょう。「○○をしゃべります、○○の行動をします」も書いても良いのですが、逃げてきた小鳥さんは初めて外に出たので非常に興奮して疲れています。そのため、話や行動はなかなかしてくれないことも多いので、そればかり大きく書いていると見落とされる可能性があるので注意が必要です。
ポスターは届け出をした役所だけでなくマンションの掲示板や近隣の各家庭、各動物病院などに張るまたは配布する許可をもらって掲示してください。

投稿者: 小鳥のセンター病院

2015.02.08更新

鳥さんの呼吸
Ⅰ呼吸とは?
Ⅱ鳥さんの呼吸器の特徴
 Ⅱ-ⅰ肺が固定されている
 Ⅱ-ⅱ横隔膜が無い
 Ⅱ-ⅲ気嚢がある
 Ⅱ-ⅳ骨に空気が入る  ←今回はここ!
 Ⅱ-ⅴ気管に鳴管がある
 Ⅱ-ⅵ気管輪が完全に輪状になっている
 Ⅱ-ⅶ空気毛細管でガス交換を行う
Ⅲ鳥さんの呼吸様式
Ⅳ鳥さんの呼吸器病



Ⅱ-ⅳ骨に空気が入る
 鳥さんの骨はスカスカで中身が詰まっていません。これは骨を軽くすることによって飛ぶことに支障をきたすことが無いようにしているためです。鳥さんの骨すべての重さより(約5%)、羽の総重量の方が重い(約10%)ぐらいです。しかし、強度はしっかりと保たれています。それは鳥の骨はトラス構造になっているためです。それによって軽くて丈夫な骨を実現しています。その軽い構造を持つ骨の一部には空気が入ります。「含気骨」と言われる骨です。空気の入る骨は種差、年齢などによって異なりますが、頭蓋骨・上顎・下顎・椎骨・胸椎・胸骨・腰仙椎・腸骨・肋骨・烏口骨・上腕骨などに空気が入ります。これらの含気骨の多くは肺や気嚢とつながっていることが多いです。

投稿者: 小鳥のセンター病院

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