2014.08.23更新

「小鳥さんの脱走対策。」
こんにちは小鳥のセンター病院です。
今回のBLOGは「小鳥さんの脱走対策 ①小鳥さんの環境」です。脱走を防ぐためにはどうすればよいのでしょうか?まずは鳥さんのいる実際の環境から説明していきましょう。

①小鳥さんの環境
これはカゴからの脱走を防止するうえで重要になります。小鳥さんを飼育するとき、基本的にはケージの中で飼育をします。文鳥さんやカナリアさんなどの小型のフィンチ類では洗濯ばさみなどをケージに用いても良いでしょう。しかし、セキセイインコ以上になるとこの方法は難しくなってきます。かなりしつこくいじったり、力があるので、洗濯ばさみをずらしたりしてしまうことがあるからです。セキセイインコさん以上の鳥はかご自体にロックのついているタイプが良いと思われます。今使っているケージにはロックが付いているのか?扉は内側からでも開いてしまうものなのか?をチェックする必要あります。小鳥さんは大変に頭が良いので、一度、あける方法を覚えると何度でも何回でもすぐに開けて出てしまいます。ケージにロックが付いていても安心することはできません。扉をガチャガチャしているうちに外れてしまう事や、大型のオウム類になると器用に外してしまう鳥さんもいます。そのため、金具によるロックを足すことをお勧めします。カゴ自体のロックともう一つ外から別にロックをかけることによって脱走することはより難しくなります。一番手に入りやすいのはステンレス製のナスカンと言われるものです。このタイプを開けることは大変に難しいため、多くの鳥さんに対して使用できます。また、ステンレス製のため、高価ですがかじっても安全です。

投稿者: 小鳥のセンター病院

2014.08.16更新

⑥羽包の異常
 <羽包嚢胞(うほうのうほう)>
羽包嚢腫カナリアに見られる羽包の異常の1つ。羽包の中に羽根が形成されているが、外に伸びる事が無く羽包の中で嚢胞状(のうほうじょう:袋状のこと)になり、その中で変形して羽根が伸びていたり、皮膚の角化物(いわゆるフケのようなもの)が貯まっていたりする。多発性に発生することが多く、身体の表面にボコボコとできていることも多い。

投稿者: 小鳥のセンター病院

2014.08.01更新

「小鳥さんの脱走対策。」
 こんにちは小鳥のセンター病院です。
今回のBLOGは「小鳥さんの脱走対策」です。脱走を防ぐためにはどうすればよいのでしょうか?

 ほとんどのコンパニオンバードいわゆる飼い鳥さんは飛ぶことができます。羽を切るクリッピングをしていても、その仕方によっては意外なほど飛べてしまう事もあります。家の外に飛んで行ってしまう事は何としても避けなければいけません。どのようにして防ぐのが良いのでしょうか?脱走には大きく分けて2つあります。カゴからの脱走と家からの脱走があります。これらに対して対策を立てる必要があります。

①小鳥さんの環境
 どのようなケージで、どのような逃走防止措置をしているのか?または家のどこにケージを設置しているのか?
②家族構成
 飼育者の家族構成はどのようになっているのか?また、家族間で放鳥などのルールは決まっているのか?
③鳥の種類
 小鳥さんとケージのサイズ、鍵の種類はマッチしているのか?
④羽の問題
 羽をクリッピングしているのか?また、クリッピングの方法は?

などが挙げられます。これらを行うことによりできる限りの逃げてしまう事故は避けたいものです。しかし、万が一は起こってしまう事もあります。この時にどうするか?逆に、小鳥さんを保護したらどうするか?も、考えておく必要があります。
これらの4つを詳しく説明していきたいと思います。

投稿者: 小鳥のセンター病院

中央病院 TEL:048-266-6661
池袋病院 TEL:03-5960-3411