2014.10.25更新

こんにちは小鳥のセンター病院です。今回は鳥さんの呼吸のはじめ、呼吸とは?についてです。
我々も、鳥さんも呼吸をします。すなわち酸素と二酸化炭素を体内で交換しています。ここまではわかりますが、、、、。


Ⅰ呼吸とは?  ←今回はここ!
Ⅱ鳥さんの呼吸器の特徴
 Ⅱ-ⅰ肺が固定されている
 Ⅱ-ⅱ横隔膜が無い
 Ⅱ-ⅲ気嚢がある
 Ⅱ-ⅳ骨に空気が入る
 Ⅱ-ⅴ気管に鳴管がある
 Ⅱ-ⅵ気管輪が完全に輪状になっている
 Ⅱ-ⅶ空気毛細管でガス交換を行う
Ⅲ鳥さんの呼吸様式
Ⅳ鳥さんの呼吸器病


Ⅰ呼吸とは?
「呼吸とは体内に酸素を取り入れ、二酸化炭素を体外に排出するための運動を伴う空気の流れ」と定義できます。

 酸素は肺で赤血球内のヘモグロビン(Hemoglobin,HB)といわれる酸素をくっつけて運ぶ輸送体である血色素に可逆的(酸素とくっついたり離れたりすることができる状態)に結合して身体の隅々まで運ばれていきます。赤血球内のヘモグロビンは血管外の組織の酸素濃度が低い場所では酸素を離し、逆に酸素濃度が高い場所ではヘモグロビンに酸素が結合します。
 二酸化炭素は酸素とは違い様々な経路で排出されます。赤血球が二酸化炭素を運搬したり(全体の90%)、血漿中に溶けて運ばれたりします(全体の10%)。赤血球内でも二酸化炭素はヘモグロビンのように酸素のみを運ぶ役割を担う専用の輸送体があるわけではなく、水やヘモグロビンなどとくっついて運ばれます。血漿中でも同様にたんぱく質や水と結合して運ばれます。
 酸素と二酸化炭素の体内濃度の関係は直接的なものではありません。身体は酸素を消費して二酸化炭素を排出しますが、二酸化炭素濃度の上昇は酸素を組織へ渡す量を増やす直接の役割を果たしていません。二酸化炭素濃度の増加は呼吸回数を増やす刺激物質となり、呼吸回数を増やたて結果として組織への酸素運搬量を増やします。






 

投稿者: 小鳥のセンター病院

2014.10.05更新

「小鳥さんの脱走対策。」
こんにちは小鳥のセンター病院です。
今回のBLOGは「小鳥さんの脱走対策 ③鳥さんの種類」です。脱走を防ぐためにはどうすればよいのでしょうか?鳥さんの種類によって脱走が変わるのでしょうか?


③鳥さんの種類
 小鳥さんの種類によっては上手に鍵を外すことができる種類がいます。フィンチ類よりインコ、オウム類のほうが上手に開けて出てしまいます。コザクラインコやオキナインコ、シロハラインコなどは非常に脱走の名人となるので、注意が必要です。また、頭が良く、力がある大型のオウムインコ類は鍵をこじ開けることができるので、注意が必要です。知能指数は幼児並にあるといわれています。油断するとすぐに出てしまいます。十分な対策が必要です。

投稿者: 小鳥のセンター病院

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