2013.07.06更新

こんにちは小鳥のセンター病院です。
今回のBLOGは鳥さんの羽、小鳥さんの羽毛の種類・粉綿羽です。この羽は発達している鳥さんと発達していない鳥さんがいます。この羽があるとなしではどのように異なるのでしょうか?

<羽毛の種類・⑤粉綿羽>
⑤ 粉綿羽(ふんめんう)
この羽毛は先端が崩れる事で羽自体を保護する少し変わった役割を果たします。羽軸(うじく)や羽枝(うし)が崩れて粉状になり1枚1枚の羽根に付く、あるいは嘴(くちばし)で羽にこすり付けます。この粉は羽根の汚れを取る効果や、水をはじき汚れを付きづらくする撥水、防塵としての役割をもちます。この羽根は先が伸びて粉状になって行くため、換羽することがなく一生伸び続けます。粉綿羽(ふんめんう)の発達している鳥が窓にぶつかったり、羽繕(はづくろい)したりした後に見られる白い粉がこの羽毛が崩れた物です。しかし、全ての鳥がこの羽毛を持つわけではなく、同じ役割、機能を果たすシステムを持つ鳥もいます。それは尾脂腺(尾腺)と言われる物があります。この腺は脂を出し、鳥が羽根に塗ることで同じ効果を得る事が出来ます。粉綿羽(ふんめんう)の発達している鳥は尾線があまり発達しておらず、逆に尾脂腺(尾線)の発達している鳥は粉綿羽(ふんめんう)の数が少ない事が多いです。

投稿者: 小鳥のセンター病院

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