発情期の雌の鳥さんの問題点(4-3)
「巣作り行動」のために胸からお腹にかけての羽を抜きます。いわゆる「抱卵斑」です。持続的な発情によって自分自身の羽を抜く行動が過剰に行われ、自虐(毛引き症)になってしまうこともあります。さらに別の発情行動も起こります。それは下にじっとしていたり、紙の下に潜るなどの「巣籠り行動」です。下にもぐっている間は便をすることはほとんどしません。それは巣を汚す事を避けるためとされています。下にもぐっている間は便を我慢する傾向が出てきます。
そのため、1回に出る便が大きくなるいわゆる「ため糞」となります。このため糞は身体の中に便を貯めているので、便自体が発酵したりするので、感染症や異臭などの問題を引き起こす事があります。さらに発情中の雌の鳥さんは自分の巣を守るために攻撃的になります。そのため、飼い主さんの手などに噛みつき飼い主さんに怪我を負わす事もあります。そして、発情行動が思い通りにならない場合、ストレスがたまるので自分で自分の羽を抜く、自分自身の皮膚に傷を付けるいわゆる自虐(毛引き、自咬)になる場合もあります。