2012.03.28更新

今日は小鳥のセンター病院です。今回のBLOGは鳥さんの発情についてです。メスの発情によって肝臓に問題が起こります。どのような症状になるのでしょうか?


発情期の雌の鳥さんの問題点(4-4)
 雌の鳥さんが発情するとホルモン(エストロゲン)が肝臓に働きかけ、卵を作るためのタンパク質やコレステロールなどが作られます。雌の鳥さんの持続的な発情によりホルモンが出続け、それに伴い肝臓がタンパク質やコレステロールなどを作り働き続けるので肝臓が疲れてきます。
Yellow Feather
左下白枠内:正常なルチノーオカメインコ。
大きい写真:肝臓疾患により羽色の黄色化。
コザクラインコ 羽色変化
右下枠内:正常コザクラインコの羽の色。
大きい写真:肝臓疾患による羽色の赤色化
 

 
そのため、肝臓疾患(脂肪肝症候群、脂肪肝など)や高脂血症などの問題が発生します。脂肪肝症候群や高脂血症になると爪(出血班)や羽(Yellow Feather YF、黄色化、赤色化など)や嘴(出血班嘴過長)などに特徴的な症状が出てきます。しかし、これらの症状が出ている時ではかなり症状、病状は進行しています。後遺症が残る場合もあります。

投稿者: 小鳥のセンター病院

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