2012.11.18更新

今日は小鳥のセンター病院です。今回は小鳥さんの起こりやすい事故の第2弾です。どの鳥さんでも起こり得ることです。フッとした瞬間に事故が起きます。十分に注意しましょう。

 今回は「扉に挟む」、「踏みつける、押しつぶす」、「火傷」、「逃亡」、「激突」、「他の動物との接触」、「鉛中毒」を細かく解説してみましょう。
「扉に挟む」、「踏みつける、押しつぶす」は飼い主さんの後ろをついて歩く鳥さんや、巣籠り(すごもり)行動などでもぐることが好きな鳥さんに多い事故です。特に発情しやすい雌の鳥さんに多く見られます。
「火傷」は飼い主さんが料理をしている時に放し飼いをしている鳥さんに多い事故です。
「逃亡」は小さいお子さんが不用意に窓や戸を開けたり、鳥さんが出ている事を知らないで窓や戸を開けてしまい逃亡させてしまうことが多い事故です。
「激突」は部屋の中で突然のパニックに陥り、そのまま勢いよく壁や窓に激突する事が多い事故です。
「他の動物との接触」はワンちゃんや猫ちゃんなどのペットと接触してしまい、咬まれたり引っ掻かれたりして起こることが多い事故です。
「鉛中毒」はカーテンの裾にあるウエイトやステンドグラス、釣りのおもり、ハンダなどを摂取することで起こります。鉛は加工しやすく安価な金属なので、色々な物に使われています。そして、鉛は甘くて、ちぎれやすいため、鳥は胃石として飲み込みます。そして、摂取後数日して中毒症状が出ます。

上記の通り、カゴの外に出すことは色々な事故が起こる可能性があります。鳥さんを外に出す時は、
①時間を決めて、②限られた部屋で、③飼い主さんが見ている時に出すようにして事故を避けて予防してください。

投稿者: 小鳥のセンター病院

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