2013.06.29更新

こんにちは小鳥のセンター病院です。
今回のBLOGは「小鳥さんの羽を切ること~デメリット編~」です。鳥さんの羽根を切るかどうするか?は大変に難しい問題です。メリット、デメリットを知って切るまたは切らないを決めましょう。

前回に続いて今回は「羽を切ること~デメリット~」をアップします。

(デメリット)
・鳥が飛べなくなる
 鳥さんが飛べなくなるという、もっとも鳥さんらしい行動ができなくなります。
・本来の姿ではなくなる。
 クリッピングは基本的に初列風切羽を切ります。そのため、羽根をたたんだ時、開いたときに目立ちます。
・換羽(トヤ)の際に少しずつ生え変わるため、微妙に伸びて飛べる時期があり怪我する可能性があります。
 部分的に羽根が生えるため、上手に飛べずぶつかったり、無理に飛ぶため羽をいためたりすることもあります。
・換羽(トヤ)の際に少しずつ生え換わるため、こまめに羽を切る(クリッピング)必要があります。
 こまめにクリッピングをしないと、少し羽根が生えると飛んでしまうことがあります。
・クリッピングの時に筆毛より出血させる可能性があります。
 筆毛はその中に血管・血液が入っています。切ることにより大量に出血することがあります。
・切るときに暴れて怪我をさせる可能性があります。
 鳥さんは抑えられることが嫌いなため、暴れることにより思わぬ事故につながる可能性があります。
・羽根をきった後に落下させてしまい、身体を痛めてしまうことがあります。
 羽根を切って飛べなくなり、太ってしまった鳥さんでは落ちることによって大きな怪我をする事があります。
・踏んでしまう可能性があります。
 飛べなくなった鳥さんは飼い主さんの足元をウロウロしていることも多いため、踏んでしまうことがあります。

以上のようにデメリットを挙げる事が出来ます。では、切ることと切らないこと?どちらが家の小鳥さんにあっているのでしょうか?次回のTOPICSでお話します。

投稿者: 小鳥のセンター病院

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