この病気には様々なパターンがありますが、特に羽に関係する部分を書いてみました。
③ウイルス感染による羽毛異常
<PBFD(Psittacine Beak and Feather Disease)>
(オウム・インコ類の嘴と羽の病気)
原因ウイルスはサーコウイルス科サーコウイルス属のPsittacine Beak and Feather Disease Virus(PBFDウイルス)によって起こるウイルス感染症です。
このウイルスによる症状は鳥種、年齢によって異なるが突然死から症状を出さないキャリアーまで多彩です。
特に羽に関係する症状としては、「羽鞘の脱落異常」と言われる症状がでる。この症状は羽根が成長して伸びていくが、いつまでも羽根を包んでいる鞘(さや)と言われる羽鞘(うしょう)が取れず鞘(さや)に入ったまま伸びていく状態を現わす。
他には「羽軸(うじく)の出血斑」と言われる症状。この症状は正羽(せいう)で顕著に見られ、羽軸(うじく)と言わる羽根を支える軸に黒い点があり消えません。羽軸(うじく)は普通、白く透き通った物なのでこの黒い点はあると目立ちます。さらに「羽根のねじれ」、この症状は羽根がスパイラル状(らせん状)に成長し、異常な形の羽毛形成や羽鞘の脱落異常、出血斑が見られます。












